「家を建てる前に観ておきたい映画」③赤と青のブルース

2013年06月24日

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1961年に公開された仏映画で「赤と青のブルース」(サントロペブルース)というものがあります。
ヌーベールヴァーグ映画の脚本家として名を馳せた『マルセル・ムーシー』が、「太陽がいっぱい」のマリー・ラフォレを主演に迎え、自身は監督・脚本を手がけて、南仏サントロペでのバカンスを過ごす若者を描いたオシャレ映画です。

5月、プラバード祭が始まる……。
サントロペの住人は、この祭りでスペインやトルコの海賊と戦ったことを思い出す。
だが、この祭りのひと月後には、新しい種類の侵略がはじまる……。
南仏の風光明媚なサントロペはバカンス・シーズンになると大勢の若者が押し寄せてくるんです。

とこのように映画の冒頭シーンが始まるのですが、プロヴァンス地方はフランス革命時にフランスに併合されるまでは、どこの国にも属さない独立したエリアでした。
元々ローマ帝国の一部であり、スペイン、フランス、ローマ教皇と各時代により統治者が変わり、いろいろな文化のミックスされた独特の街並みが形成されました。
この映画ではサントロペの実際に人が住んでいるアパートや海辺の別荘など、プロヴァンスの色々な建物が登場して見ごたえ抜群です。

また下写真のサントラもフレンチジャズの名盤として知られており、クールな音色はリゾートの雰囲気を盛り上げるのに一役買っています。


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