2013年06月25日
1960年代を代表するフランス映画といえばまずこれが浮かびます。
今見てみても、古さを感じません。というか古くても新しいそんな感じの作品です。
アメリカのミステリ作家パトリシア・ハイ・スミスの原作で、後にマット・デイモン主演で『りプリー』としてリメイクされていますが。本作『太陽がいっぱい』の方が完成度は高いと思います。
登場人物の設定はアメリカ人の若者という事になっているため、フランス人のアラン・ドロンがブルックスブラザーズのボタンダウンシャツにコール・ハーンのモカシン靴を履いてたりします。
多分当時の日本にはまだブルックスブラザーズなんてなかったので、公開当時の日本の若者は、何かオシャレだな位の感じで観ていたのではないでしょうか。
特に住宅という点で気になる部分はマリー・ラフォレが演じるヒロインの家です。
内部は全て白の漆喰で塗られており。
そこに、赤や青、黄色などのインテリアを配したセンスは、必見です。
今なら、インテリア風水のお手本として使用できそうな見事な配色です。
これから夏に向かいますが、お体をお大事にお過ごし下さい。