変動金利がついに動いた! 

2016年03月16日

イベント

住宅ローンの変動金利がついに0.5%を割りました!

ソニー銀行は、4月適用分から住宅ローンの変動金利を年0.499%に引き下げることを発表しました。
3月の適用金利が0.519%ですので、0.02%の引き下げになります。
現在、固定金利の引き下げ合戦が繰り広げられていますが、今回、ついに変動金利が動きました。

そもそも、変動金利は短期プライムレートなどを基準に半年に1回ほど見直すのが一般的で、今回のソニー銀行は、基準金利を下げたことで一歩踏み込んだ形となります。

変動金利は、適用金利(優遇金利)を目にするのが一般的で、現在1%以下の金利となっています。
しかし、そもそもの基準は、ソニー銀行でいえば基準金利であり、メガバンクなどでいえば店頭金利になります。

例えば、三菱東京UFJ銀行で見てみますと、
店頭金利が2.475%、引き下げ幅が△1.6%~△1.85%、引き下げ後の金利(優遇金利)が0.625%~0.875%となっています。
変動金利は、この引き下げ幅を上下させて競い合っているのです。

しかし今回のポイントは店頭金利です。
現在の店頭金利2.475%、実は2009年2月から変動していません。
これは、短期プライムレートが1.475%で変わっていないことと連動しています。

そしてこれがどうくことかと言いますと、変動金利で借りた人は、2009年以降金利が変わっていないということです。

そこで今回のソニー銀行です。

ソニー銀行は、今回、基準金利(店頭金利)を下げています。
この3月の基準金利が1.869%であるのに対し、4月以降の基準金利は1.849%となります。
これにより、新規契約者だけでなく、既契約者にも影響があり、今回のケースでいえば恩恵があるということです。

大変大きな変化であり、波及効果も大きなものです。
今後、他の金融機関がどう動くのか、注視していきましょう!



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