家を建てる前に観たい映画⑤「男と女」

2013年06月29日

その他

初めて、この映画をレンタルのビデオで見た時は、こんな世界観があるのかと、はっきり言って衝撃でした。
雑誌などで、ファッションディレクターや映像作家が賞賛しているのをみて、観てみた処、余りにもオシャレで、アンニュイな世界。監督がコマーシャルフィルム出身ということもあり、全編、洒落た映像と音楽で構成されています。
(1966年のカンヌ映画祭・グランプリ並びにアカデミー外国語映画賞を受賞した傑作です。)

20年程前、銀座の映画館でリバイバル上映された時には観に行きましたが、
ヒロインを演じたアヌーク・エーメばりの髪形の人を何人も見かけた覚えがあります。
(アヌーク・エーメが以降のファッションシ-ンや漫画などに与えた影響は大きく、今では普通に見られる弦の太い四角のレンズの眼鏡は彼女がフェリーニの8 1/2で使用したのが元祖です。)

この映画では当時、世界的に流行していたボサノヴァが効果的に使われており、そのボサノヴァをBGMにブラジル旅行のシーンが展開します。

ブラジルでのシーンに出てくる漆喰仕上げのアンティークなコテージが凄く印象に残っていましたが、最近、他県の住宅会社が「男と女」に出てきた例のコテージをモデルハウスとして再現していたことを知りました。
すでに売却済みで、今からでは見ることはできませんが、この映画のインパクトはやはり凄いなと感じました。



ページの上部へ