2017年01月23日
人手不足が取り沙汰されています。
住宅業界でもそうですが、あらゆる業界で人が足りていないと言われて久しいですね。
単純に、若い世代の労働人口が減っている、つまり人口減が要因とも言えますが、こうなると労働の担い手として、リタイア層であったり、学生の存在がクローズアップされたりしてきます。
この担い手として期待されている学生も、なかなか厳しい環境におかれています。
というのも、世帯収入が減少するなか、大学の学費が上がっているので、働かざるを得ない環境になっているようです。
では、どれだけ上がっているのか?
平成元年と比較してみましょう。
『大学の学費(入学料+授業料)』 ※文部科学省データ
〇私立学校
平成元年 82万7千円
平成26年 112万5千円 (年率1.2%増加)
〇国立大学
平成元年 52万5千円
平成26年 81万8千円 (年率1.8%増加)
どうでしょうか。
この25年間で、30万円も増加しているのが分かります。
国立でも80万円超となっているように、昔のようなイメージでいると大変です。
このまま上がり続けると、10年後には国立でも100万円を超えてきますので、今からそれを見越した計画を立てておく必要もありそうですね。
ついでに、奨学金をみてみましょう。
現在、日本学生支援機構の奨学金には、無利息の第一種奨学金んと有利息の第二種奨学金があります。
例えば、毎月8万円を第二種奨学金で借りる場合、4年間で総額384万円となります。
これを、大学卒業後20年間で返済すると、毎月の返還額は21,531円となります。(貸与利率は3%)
近年、奨学金の返済延滞が社会問題となっているように、この負担もなかなか厳しいものがあります。
このように、将来設計をする上では、現在の社会情勢を考慮し計画することが大切です。
その上で、将来かかる費用を貯蓄で賄うのか、投資するのか、また保険に加入するのか等を考えることになります。
一度、ライフプランニングをしてみてはいかがでしょうか!
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