2020年10月04日
こんにちは‼前回は外壁の漆喰のお手入れ方法をご紹介しましたが、今回は内壁の漆喰のお手入れ・補修方法をご紹介します!
⓵散り切れ
家の中の漆喰壁には小さな亀裂や入隅と呼ばれる壁のコーナー(写真⓵参照)にひび割れが入ることがあります。
散り切れと言って、壁と壁、壁と天井、壁と枠(建具)との取り合いや段差のあるところで起きやすい現象です。
木は呼吸しているんです。季節によって構造材や漆喰が硬化・乾燥するときに起こる収縮があります。それにより漆喰壁にも亀裂が入る事があります。
但し、構造上の問題はありませんので安心して下さい。
写真⓵
八事展示場も築6年目となり内装壁の漆喰も散り切れが目立つ状態となっています。構造体には問題ないのですが、皆様にご覧いただく展示場なので少しお色直しをしました。散り切れの目立つ箇所は、開口部の大きい部分や荷重が加わる所です。補修用漆喰で隙間を埋めていきます。その後抑え込み、しばらく乾くのを待ちます。
半日くらいすると漆喰が乾き、なじんできます。
⓶汚れ落とし
スイッチの廻りや階段の上り口など人がよく触れるところは汚れが付きやすい場所です。コーナー部分が少し黒く手垢の
汚れがついています。(写真⓶)そのような汚れは『消しゴム』で落とせます。
もし消しゴムで消えないようでしたら100円ショップでも手に入るサンドペーパーやカッターなどで削り落とせば、綺麗に
なります。
写真⓶
⓷角が削れた・傷がついた
補修用漆喰水で溶いてそれをつけるだけ。漆喰壁は小手あとがついてナチュラルな感じですので意外と簡単にできます。
参考Q&AQ、コーヒーがかかってしまった汚れは漆喰の自浄作用で元に戻ったのですが醤油がついた場合は戻りません。 どうしたらいいですか?A、醤油がついて乾いてしまった場合は表面をサンドペーパーでこすって下さい。
まとめ
今回は散り切れ箇所でしたが、画びょうを刺した跡や掃除機なんかをぶつけた傷なども簡単に補修できます。