2014年03月04日
牛丼の「なか卯」が、2月12日で牛丼販売を終了しました。
なか卯は1974年から牛丼を扱っており、40年の歴史に幕を閉じました。
このニュースは、低価格競争の終焉、そして高価格&スローフードへの転換を物語るものかもしれません。
高度成長期から今日にかけて、このような牛丼やハンバーガーなどの「ファーストフード」が外食業界を席巻しました。
早い、安い、旨い?が売りのこのファーストフードですが、最近はその勢いに陰りが見えはじめ、早かろう安かろうではなく、本当に体に良いものか、真に健康に良いものかが問われるようになってきています。
また、衣料業界でもこの早・安は時代を反映しており、ファーストフードならぬ「ファストファッション」が人気を博しています。
このファストファッションとは、流行を採り入れつつ、大量生産による低価格、短いサイクルで販売するブランドやその業態のことをいいますが、流行り廃りが早くまた同一商品が多く個性がないなどの側面があります。
このように、衣食住の「衣・食」について、ファスト~といった早い安いがテーマになっていますが、実は衣食住の「住」についても同じような現象があるのです。
「早い」に関しては、現代の日本の家づくりは、いまだに大量生産・大量消費の発想が家づくりの基本にあり、工場生産された工業化製品が主流になっています。
大前提が施工性、生産性にあるため、いかに均一であるかが重要になります。
そのため、本来使われるべき無垢の木や自然の素材は、均一ではなく生産性が悪くなるため使用されません。
また「安い」に関しても、ローコスト住宅が脚光を浴びているように、安さこそが価値があることだと喧伝されています。
しかしながら、こちらも大量生産・生産性が追及され、その中身についてはないがしろになっているのではないかと思います。
このように、住宅においても所謂「ファストハウス」が跋扈しており、本来住宅がその目的としなければならないはずの「住み心地」は置き去りになってしまっています。
機能や価格も重要ですが、それ以上に「感性」を大切にした方が良いのではないでしょうか。
心地よい、快適さという価値観こそが今必要とされているのだと思います。
~ファスト文化は使い捨て文化にもつながっていきます~
流行は劣化が早いです。
「経年劣化」する家よりも「経年美化」する家、そして、「すぐ飽きる」家よりも「ずっとわくわく」する家を!
ファスト~では実現できない、本質的な家づくりをしていきましょう!!
<岡谷ホームズの家づくり>
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