2014年03月20日
昨日、平成26年地価公示が発表されました。
住宅地の全国平均は、昨年比△0.6%と下落したものの、昨年が△1.6%でしたので下落率は縮小しました。
エリア別で見ますと、我が名古屋圏は+1.1%となり、東京圏を上回り全国1位の上昇率となりました。
愛知県下の状況を詳しく見てみますと、
上昇地点が56.2%(昨年26.6%)、横ばい地点が23.3%(昨年43.2%)、下落地点が20.5%(昨年30.3%)となり、
地域別では、名古屋市で2.6%(昨年0.4%)、尾張地域で1.0%(昨年0.0%)、西三河地域で1.6%(昨年1.1%)上昇しましたが、知多地域で△1.1%(昨年△1.3%)、東三河地域で△0.2%(昨年△0.4%)となりました。
更に詳しく見ますと、市町村別の上昇率ベスト5は、
1位:日進市 3.6%(昨年△0.1%)
2位:みよし市3.5%(昨年2.4%)
3位:豊明市 3.3%(昨年0.0%)
4位:東郷町 3.1%(昨年0.0%)
5位:長久手市3.0%(昨年0.1%)
上昇した市町村数32市町(昨年18市町)となりました。
今回上昇率が高い市町村は、尾張東部に集中しています。
これは、トヨタ関連の好景気に沸く西三河エリアへの通勤圏ということですが、刈谷、安城などの西三河エリアの地価が高くなってしまっており、また土地も出難いということから、スポットが当たったものと推測されます。
逆に下落したのは、美浜町などの知多エリアを中心に17市町村(昨年26市町)で、これは震災の影響が大きいかと思います。
名古屋市内を見ても、唯一、港区だけが下落(△1.1%)しています。
このように、地価は、地域によりバラつきはあるものの、上昇率・上昇数とも昨年を上回っており、トレンドとしては上昇基調にあると言えるのではないでしょうか。
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