2014年04月22日
本日は、20℃まで気温が上昇し暖かくなりそうです。
それにしても先週末は寒かったですね。
夏日から一転して底冷えする天候になり、風邪を引かれた方も多いのではないでしょうか。
我が家の子供も、咳をゴホゴホしており心配です。
寒くなったり暑くなったりの最近の天候ですが、日本の気候は実は「過酷な環境」にあるのです。
一般的には、日本には四季があり、気候も温暖で暮らしやすいと思われていますが、果たして本当にそうでしょうか。
一日の中で10℃以上の温度差があったり、一日の違いで10℃以上の温度差があるのは、かなり過酷な気候環境だと思います。
また、冬寒く、夏暑く(むちゃくちゃ熱い)、その温度差は40℃近くなります。
そして、1年のうち9か月は冷暖房をしないと快適に暮らせないこの環境は、まさに過酷ですよね。
このような過酷な環境下、私たちはどのように暮らしていけばよいのでしょうか。
今ある問題は、日本の住宅が、これら過酷な環境に対応したものになっているかどうかです。
残念ながら、つくり手も、施主側も、ここへの意識があまり高くないように思います。
日本の住宅は、もっとこの「住み心地」のために、エネルギーコストを掛けるべきなのです。
ここにアプローチするには、考え方の転換や、固定観念を取り払う必要があります。
日本人の美徳に、「耐え忍ぶ」や「もったいない」といったものがあります。
暑くても、寒くても、我慢してしまうのです。
快適性を考えたら、一日中冷暖房をした方が良いのですが、心理的抵抗があり我慢してしまいます。
耐え忍ぶということは日本人の素晴らしい美徳だと私も思いますが、これにより快適性は損なわれ、弊害も出ているのも現実です。
猛暑日に、暑くても耐えていると室内でも熱中症にかかる恐れがあります。
寝る時にも、室温を適温にしないと、暑くて睡眠不足になったり、体が不調になりやすくなります。
また、冬であれば、室内間の温度差によってヒートショックが発生してしまいます。
ヒートショックとは、温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動する等によって起こる健康被害で、年間17,000人もの方がこれが原因で亡くなるという統計もあります。
このヒートショックは冬に多いのですが、夏にも少なからず発生するので注意が必要です。
このように、日本人の美徳ゆえに、被害が出ているという悲しい現実があります。
これを転換するには、日本の気候環境は過酷なのだという認識をしっかりと持ち、欧米では当たり前になっている快適に暮らすのが良いこと なのだという考え方を受け入れることではないでしょうか。
最後に、固定観念についてですが、この「住み心地」を考える上で多くの方が漠然と考えていることは、「新しい住宅」であれば、「どれもみな快適」だろうといった認識です。
人生で最大の投資である住宅ですから、快適だと思い込むのは、むしろ当然のことです。
ここが、大きな誤解になり、後からこんなはずではなかったということになってしまうのです。
普通につくっていては、住み心地の良い家はできません。
建築基準法にも、また長期優良住宅にも、この住み心地の尺度はなく、基準がありません。
よって、法律通りにつくっても、優良住宅だと認定されても、それが住み心地の良い家になるわけではないのです。
それには、しっかりとした「対策」が必要なのです。
このように、家づくりには、様々な誤解が存在します。
知っている人だけが得をして、知らない人が損をするようなことではいけません。
住み心地は、家づくりにおいて最も大切な要素ですから、しっかりと対策をしていきましょう!
<岡谷ホームズの家づくり>
☆本当の家づくりとは?
☆光冷暖システムとは?
☆本物の自然素材とは?
☆家族の健康を守る『fasabo』とは?
☆OKAYA HOMES