2014年04月23日
原点回帰!
本質的な価値の追求!
これらは、企業再生に欠かせない王道戦略です。
企業がうなぎ上りに成長し続けることは、困難です。
中には連戦連勝といった企業もあるかもしれませんが、どんな一流企業と呼ばれるところでも試練の時期が訪れ、存続が危ぶまれるところまで落ち込むことがあります。
景気や流行の変化などの外部環境や、成長拡大するうえでの無理な事業展開等の内部環境など様々な要素で、歯車が狂ってきます。
特に事業を拡大する時に起こりやすいことは、供給量を増やすために品質が落ちてしまう、或いは政策的に落としてしまうことです。
人材不足により管理が徹底されないことも、品質が落ちる要因となります。
では、品質が落ちるとどうなるでしょうか。
価格面でメリットが出せれば、一時的に伸びることもあるかもしれませんが、いずれは衰退していく危険性があります。
肝心なことは、「消費者がどう見るか」ということです。
品質、価格、サービスなど総合的に見て、以前よりレベルが落ちたと消費者に認識されてしまうと、顧客離れが起こり、それが拡大し、落ち込むという図式です。
このような事態になってしまうと、回復は困難になります。
ここで事業を大きく転換できるかどうかが鍵になるのですが、この時「原点回帰」というのが解決策の一つとなるのです。
原点回帰と一言で言っても容易なことではありません。
人、モノ、マネジメントなどすべてを変革することは、相当なパワーを必要とします。
この相当なパワーを要してでも原点回帰に取り組む理由は、そこに「本質的な価値」があるからです。
そして本質的な価値とは何かといえば、本当に良いものをつくるという原点ではないでしょうか。
ファミレスのパイオニア「ロイヤルホスト」の復活も、この原点回帰、本質的な価値の追求にあったと思います。
この本質的な価値ですが、こと「家づくり」に関してはこれを計る尺度が曖昧なところが難点です。
ファミレスなどの「食」であれば、味が落ちた、品質が落ちたというのも分かりやすいのですが、住宅は分かりにくいのが現状です。
なぜなら、家を建てるのは一生に一度、もしくは何十年に一度なので、違いを計れない のです。
ここが、「家づくりのジレンマ」と言われる所以です。
住宅の本質的な価値とは何でしょうか。
それは、誰が何と言おうと「住み心地」です。
住み心地こそが、住宅の最重要ポイントであり、本質的な価値です。
しかし残念なことに、この住み心地は、一般的に新築であればどこも同じように快適だと固定的に思われてしまっています。
この住み心地が、住宅によって、会社によって、「最も違いがある」のにも関わらずです。
住み心地を良くするためには、対策が必要です。
素材も厳選する必要があるし、施工も手間がかかります。
そのため、つくり手からすると、これは大変面倒な作業であり、コストもかかるため、やりたがらないのです。
これをやっても、住み心地はどこも一緒と思われているので、差別化しにくいため余計に取り組みません。
それよりも、最新の設備機器であったり、外観を良く見せたりする方が効果的だと判断するのです。
このままで良いのでしょうか?
消費者が知らないのをいいことに、このまま家づくりをすすめて良いわけがありません。
浸透させるのには時間がかかるかもしれませんが、住み心地という本質的な価値を追求していかないといけません。
くれぐれも、住み心地はどこでも同じと思わないでください。
くれぐれも、大手であれば住み心地が良いとは思わないでください。
必ず、住み心地の違いを、実際の住宅で感じてください。
そうすれば、その違いを実感されると確信しています!
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