2014年09月21日
こんにちは。
不思議漆喰図鑑の第2弾『体感温度編』です。
下の写真は気温、壁面温度を同時に計っています。
なぜそんなことをするかと言いますと
人間が実際に感じる温度を『体感温度』と言いますが、
(気温+壁面温度)÷2=『体感温度』 で表します。
写真左の温度計では気温24.5℃で湿度56%、 右の赤外線温度計では漆喰壁の温度が23.1℃を示しています
今回は(24.5+23.1)÷2=23.8℃となります。
ついでに湿度も『体感温度』に影響を及ぼしますが、40%~60%が心地よい湿度になります。
今年の8月14日、私は展示場にいましたが、外部湿度が88%ととてもジメジメとしていたのに対して、展示場室内の湿度は65%前後で、過ごしやすい湿度でした。
これは漆喰の調漆効果によるものです。
では気温が24.5℃でも壁面温度が36℃であれば、体感温度は(24.5+36)÷2=30.5℃となります。
夏の夜、冷房を切るととたんに暑くなるのは、壁面温度が高い為です。
漆喰の外壁は建物の蓄熱を抑制するため、サイディングの外壁と比べて、室内の壁面温度が体感温度で2℃~3℃低くなります。