2015年06月03日
錦織選手、残念でした。
完全アウェイな環境と強風にリズムを崩し、開始早々2セットを連取された時は、このまま完敗になるのかと思いましたが、そこから2セットを取り返しファイナルセットへと持ち込むあたりは流石でした。
よく諦めない精神が大切だと言われますが、まさにその諦めない姿を見せてくれました。
なかなか調子が上がらず、しかもブーイングや怒号飛び交うアウェイな状況で、普通であればそのままズルズルといってしまうことでしょう。
しかしそのような逆境の中、ガッツポーズを繰り返し、自分で自分を鼓舞する姿には感動を覚えました。
そうなのです、自分で自分を盛り上げるしかないのです。
でもこれは、簡単にできることではありませんよね。
人の感情は、大部分他者からの影響を受けて揺れ動きます。
褒められれば高揚し、怒られれば落ち込み、良いことがあれば機嫌よく、嫌なことがあれば機嫌が悪くなります。
かなり、周囲の影響を受けています。
このように影響を受けやすい性を人は持っているわけですが、なかには常に泰然自若、ニコニコと機嫌が良いように見える人もいます。
この人たちはどのように感情をコントロールしているのでしょうか。
きっと、今回の錦織選手のように、自分で自分を鼓舞しているのではないでしょうか。
自分で自分の機嫌をとることで、いつも機嫌よくしていられるのではないでしょうか。
この境地には簡単にいけるものではないのかもしれませんが、少しずつでも習慣づけていけないかと思っています。
どうせ過去は変えられませんし、他者も自分のことを完全に理解できるものではありません。
自分を知るのは自分自身しかないのですから、自分で自分を褒め、労り、鼓舞して、機嫌よく生きていきたいですね！
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