気化冷却

2015年07月05日

展示場便り

こんにちは。

2015年7月5日(日) 曇り天 12時30分



外部の気温は28℃を超えています。





同時刻の弊社展示場とセンターハウスの外壁温度を比較してみると、センターハウス32.4℃、弊社の漆喰外壁21.1℃とその差は11.3℃あります。


これを見ていたお客さんに、漆喰が『遮熱効果』で表面温度が低いの解るけどけど、気温より7℃低く、石より6℃のは何故?と聞かれました。


これは『気化冷却』によるものです。
『気化冷却』とは、水が蒸発する際に大量のエネルギーや熱を消費するため、残った水は結果的に冷やされるという現象です。昨日の雨で多孔質の漆喰に含まれていた水分が日中の気温上昇に伴い、蒸発する際に、漆喰の外壁温度を下げたのです。(AMには漆喰の温度が20℃以下になる場合もあります。)


中東などでは気化冷却の性質を利用した食物の保存方法などもあるようですね。


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