2015年07月10日
本日は、7月に入って初めての晴天になりました。
とはいえまだ完全な青空とはいきませんが、気温も30℃近くまで上がり、夏を感じさせてくれています。
週末も天気が良さそうですので、プールがにぎわうかもしれませんね。
さて、最近よく三世帯同居が増えたと聞くようになりました。
しかし、全体を見ればまだまだ少ないのが現状です。
ここを転換期とするには、「家族のかたち」を根本的に変えていかないといけないでしょうね。
皆さんもご存知の通り、戦前から昭和初期にかけては、大家族・同居が当たり前でした。
それが、高度経済成長期を境に、一気に核家族化が進行しました。
この理由としては、企業の成長とともに都市化が進んだこと、また国をあげての持家推進政策の影響が大きかったのだと思います。
1986年以降のデータを見てみても、世帯数は約3,700万から約5,000万世帯と1,300万世帯も増加しています。
そして、現在はというと、この核家族で育った世代が住宅取得世代となっています。
この核家族化によりどのようなことが起こっているのかを見てみると、
未婚や晩婚化の増加、そして少子高齢化の急速な進展を引き起こしています。
また、各世代が住宅を購入するという費用負担があるところにデフレが重なり、生活が一段と厳しくなっているのではないでしょうか。
住宅を購入する場合、土地から購入したら3,000~5,000万円、これにローン金利でプラス1,000万円。
かたや同居の場合は、極端に言えば0円。
この5,000万円前後の差は、その後の生活の豊かさや、子供の教育にも間違いなく影響することでしょう。
こんなことを言っても仕方がないと言われるかもしれません。
以前とは環境が変わってしまったし、周りの他の人も同じ境遇だし仕方ないでしょ。
それに、新築が減ってしまったら業者は困るでしょと。
確かに私たちにとって、新築が減るのは死活問題になりかねません。
しかし、この今の環境のまま進んでしまっても、近い将来新築は激減してしまいます。
なぜなら、少子化、非婚化の増加により、世帯数そのものが減少していくからです。
ではどうすれば良いのか?
やはり、解決策は、三世代同居しかないのではないかと考えています。
なぜなら、そのメリットはあらゆる面で計り知れないからです。
まず第一に資金面、例え自身の代で新築した場合でも、次の子の世代、そして孫の世代が助かります。
今の住宅は、維持管理さえしっかりしていれば100年程度なら持つと思います。
他にも、女性の社会進出の解決になり、文化の継承、家族(一族)の結束の強化にもつながります。
確かに、諸問題はあるかと思います。
精神面でのストレスが増えることも考えられます。
どちらの親と一緒に住むのかといったデリケートな問題もあるでしょう。
しかし、これらはそれぞれの家族の形態にあわせて自由であっていいと思います。
戦前のような農業主体の土地に縛られる家族形態ではなくなっていますので、長男が相続するといった観念を払しょくし、長男でも長女でも、また次男でも次女でも、その家族の考えや形態にあわせて自由であるという文化をつくっていくことが必要ではないかと思っています。
継承すべき文化は継承し、時代の変化にあわせて合理的に新たな文化を形成していくことも大切ではないでしょうか。
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