2015年10月29日
本日も秋晴れとなりました。
女心と秋の空と言われたものですが、安定した気候が続いて何よりです。
それでは、昨日の続きです。
注文住宅の価格がどう決まるのか、これはなかなか興味深いものだと思いますが、一言では言えない難しさもあります。
というのも、一つとして同じものがないからです。
大きさ、デザイン、仕様、設備等、住宅には様々な要素があり、それが一邸一邸異なります。
当然、施工会社によっても異なりますので、比較も難しいものになっています。
例えば、A社が30坪で2000万円、B社が同じ30坪で2500万円だったとします。
これだけ見ればA社が良いと思いがちですが、当然中身が違います。
ここで細かな検証はしませんが、大きな要素でいえば快適性です。
住み心地といってもよいかもしれません。
温度環境がどうなのか、空気環境はどうなのか、静穏性はどうなのか、こういった快適性は住宅によってその差が顕著に異なりますので注意が必要です。
また、住んでみないと実感できず、見積段階では分かりにくいというのもやっかいなところです。
しかし、30年40年と暮らす我が家です。
この快適性ぬきにして住宅の価値は語れません。
また、メンテナンス性やランニングコストも考慮すべきところです。
住宅は長期で考えなければならないもので、いくら初期コストが安く見えても、メンテナンスにコストがかかればトータルではどちらが得か分かりません。
よって、当然この点は確認すべき重要なところとなります。
これらのことは、住み始めて分かることであり、またしばらく後になって分かることでもあるので、盲点となってしまっています。
残念ながらこのようなことを説明してくれるハウスメーカーや工務店も多くはありませんので、考える機会すらない場合もあります。
よって、顧客の側で防衛するしかありませんので、この快適性とメンテナンス性については、しっかりと確認していく必要があります。
そして、納得がいかない場合は、一度踏みとどまることも大切だと思います。
このように、注文住宅の価格というのは、当初のイニシャル価格だけではなく、暮らしやメンテナンスなどトータルでの価格が正の価格であり、それが真の価値です。
その真の価値に見合う価格なのかどうか、これが判断基準になるのではないでしょうか!
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