セルローズファイバーは、紙からつくった安全で高性能な断熱材です。
断熱材を選ぶこと、それは快適さを選ぶこと
一年を通して快適に過ごせる家を建てるためには、断熱材の選択がとても大切です。
セルローズファイバーは紙からリサイクルされた安全で高性能な吸音・断熱材です。
天然の木質繊維であるセルローズファイバーの中には無機繊維にはない自然が包み込んだいくつもの小さな空気胞が存在します。
一本一本の細かい繊維が絡み合うことで、空気の層を作り熱や音を伝えにくくします。
木質繊維特有の吸放湿性で住環境に適度な湿度を保ち、結露を防ぐのに大きな効果があります。
健康を考えた自然素材のセルローズファイバーで夏涼しく、冬暖かい快適な理想の暮らしが実現できます。
高い断熱効果
断熱材の役割は、住宅の温度変化をできる限り小さくすることです。
私たちの身近なものの中で動かない空気は最も熱を通しにくいものです。
セルローズファイバーは天然木質繊維を原料として造られており、繊維の緻密な絡み合いによるものの他に、繊維内部の細かい空気胞にも多くの動かない空気を抱えています。
他の断熱材と比較すると、熱伝導率が極めて低いことがわかります。
セルローズファイバー充填の様子
さらに、綿状の断熱材なので隙間なく隅々まで充填することができ、優れた断熱性能を発揮します。
優れた耐火性能
ガスバーナーの炎でも表面が焦げる程度
JIS A 1321 難燃3級に合格
ホウ素系の薬品を混入して防燃処理を施しています。
木造住宅に使用しても燃えにくく延焼を防ぎます。
また有毒ガスの心配もありません。
優れた吸音効果
繊維自体の空気胞により、入射した音工ネルギーを熱エネルギーに置換する作用があります。
それに加えて繊維同士が絡み合うことにより厚い空気の層を保持しています。
この二重の空気の層がダブル効果で音を吸収しますので、非常に吸音に優れています。
結露を防ぐ吸放湿性
セルローズファイバーは木質繊維の持っている吸放湿性により表面結露、内部結露を防ぐのに大きな効果があります。
木材と同様に吸放湿を繰り返し、湿度が上がると繊維内に湿度を蓄え、湿度が下がると放湿し、周囲の空気を調湿する効果を持っています。
防虫・防カビ効果
セルローズファイバーは、ホウ素系薬品による効果で害虫のエサにならず、白アリやゴキブリ等を寄せつけない効果があります。
また、その形状から、ネズミの巣にもなりません。カビや菌の発育を阻止し、建物の耐久性向上に役立ちます。
JIS A 9523 防カビ試験に合格
人と地球にやさしいエコロジカルな断熱材
CO2削減に貢献
現在、あらゆる産業分野でライフサイクルCO2(LCCO2)排出量の少ない製品が求められています。
セルローズファイバーは、製造時に排出されるCO2量が他の断熱材と比べてはるかに少ないのが特徴です。
また、火力やフロン系ガスを一切使用していません。
ライフサイクルCO2とは
ものを使うときだけではなく、ものを製造、運搬、販売、使用、維持管理、リサイクル、廃棄する…といった、全てのプロセスにおいて伴うCO2排出量のこと。
